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2013年2月の3件の記事

2013/02/24

読書録:ガーシェンフィールド「 Fab ―パーソナルコンピュータからパーソナルファブリケーションへ」

 いよいよ日本でも実験室や工場向けから一般家庭向けが流通しつつある3次元造形機を中心に、素人でも誰でもが自分に必要なものを作り出すことができる世界を書いた本で、原著は実験室レベルから出つつある2005年に書かれたもの。

 中盤では、個別技術について、樹脂を使った3次元造形機の他にも、かなり細かく、さまざまな技術を紹介しているんですが、あんまり目新しさがなくて退屈だなーと思ったのは、自分が機械工学科卒で、3次元CADを研究する研究室に在籍し、今も地方の中小製造業の人たちと付き合う生活をしている、という特殊要因によるところが大きく、多分、文系の人だったり、美大に通うような加工技術に明るくない人たち、たとえば、高校生とか大学生向けの教科書として考えると、大変、丁寧な書籍だと思いました。 ※まあ、逆に自分としては、サザランドの名前とか出てきて超懐かしい!って感じもありましたが。

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2013/02/12

メイクの下手なブスがキライなだけだろ

 はてなダイアリーで、薄いメイクが好きと言いつつ、結局、美人が好きなのは偽善、とかいうエントリ
 http://anond.hatelabo.jp/20130208025703
 が、ちょっとバズってて読んでみたんだけど、何を言いたいのか、よく分からねぇ。

 まあ、男の趣味も色々とあるとは思うので、自分の価値感が絶対だとは思わないし、そういう男もいるんだろうけども、彼女が絶対に何か勘違いしていると思われるのは、「メイクをすれば容姿が向上する」という考えを前提にしているようだけども、少なくとも、俺個人は、メイクで容姿が向上することは、まあ、よっぽど技術がない限りムリと思ってるんですよっと。

 よく言われるように、ナチュラルメイクとメイクが薄いのは違うし、確かにそこを理解してない男はイッパイいるとは思うんですが、まあ、一般論で言って、

 ブス×すっぴん=ブス ブス×メイク=超ブス ブス×超絶技巧メイク=やや残念
 美人×すっぴん=美人 美人×メイク=やや残念 美人×超絶技巧メイク=美人

くらいな感じじゃねーの。つか、少なくとも、俺の好みのタイプ(=目鼻立ちハッキリしてて、かつビッチくさくない)だと、そうです。メイクで目鼻強調しようとすればするほど、面白フェイスになってる人はよく見る。整形も同様。

 あと、まあ、顔の認知に関する問題とかも多分あって、木を見ず森だけ見る人には、ディテイルよりも全体の雰囲気が重要なんで、メイクとか効果的だと思うし、写真やテレビ、舞台では細かい部分は伝わらないのでメイクは大事なんだろけど、少なくとも、俺は木を見て森も見る人なんで、やっぱ、リアルで会って、メイク濃い人はどうしてもメイクのディテイルに目が行って、キモいと思うんですよねー、と。

 結論: メイクはブスを見分けにくくするからではなく、ブスであれ美人であれ、メイクが醜悪にすることはあっても、改善することはまずないから、すっぴんを支持します。ありがとうございました。  

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2013/02/11

読書録:今野晴貴「ブラック企業 日本を食いつぶす妖怪」

 大学で労働法を専攻しながら関連NPOで労働法関連の相談を行ってきた、という著者の経歴からすると、仕方がないのかもしれないが、法規制によってブラック企業を取り締まる、という主張に中々、同意できない部分がありつつ、読み進めた。

 著者が指摘するように、現時点で労働法は交通法と同じくらい遵守が不可能な法体系になっていて、日本の企業はすべてがブラック企業になりうる可能性を持っている中、意識的、戦略的に法の網目をかいくぐる企業が増える一方なのだから、法規制を強めたところで、脆弱な企業の労務管理コストがかさむ一方、真のブラック企業は対策を立てるだけだろう、と。

 たとえば、著者は、対策の一例として、欧州では退社後11時間以内の出社が認められない、と紹介するものの、日本で今、同じことをやったら、持ち帰りの残業が増えるだけ、というのは想像に難くないし、書中でも紹介があるように、守秘義務とかの関係を考えると、単純に仕事を持ち帰るための新たな仕事を生むだけだと思うんだがね。
 公的な職業訓練を充実させるべき、とか言っても、それって今、普通にやったら、書中でも批判されてる希少価値の少ない資格試験の保有者を増やすだけで、一層、使い捨てを増やすだけな気もするしね。

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