« 2012年8月 | トップページ | 2012年12月 »

2012年9月の2件の記事

2012/09/30

読書録:ペトリ・サルヤネン「白い死神」

 1939年冬、ドイツ軍のポーランド侵攻によって火ぶたが切って落とされた第2次世界大戦――その混乱に乗じて、ソヴィエト連邦は、ロシア革命に際して独立を許したフィンランドの回復を狙って、フィンランド国境に迫る。いわゆる、「冬戦争」。

 ソヴィエトに対抗するフィンランドは、スウェーデンの中立主義により、英仏連合軍の支援も受けられず、先の独立戦争時と同様、ドイツを頼って枢軸の一翼を担わざるを得なかった。その結果、戦後、敗戦国となったために、国際的にはもちろん、国内でも、あまり評価される機会のなかった冬戦争の英雄的射撃手、シモ・ヘイヘ(現地発音では、ハユハに近い)に迫る伝記小説。

続きを読む "読書録:ペトリ・サルヤネン「白い死神」"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012/09/28

読書録:板谷敏彦「日露戦争、資金調達の戦い」

 川田稔「昭和陸軍の軌跡 - 永田鉄山の構想とその分岐」(amazon)、森山優「日本はなぜ開戦に踏み切ったか: 「両論併記」と「非決定」 」(amazon)を読んだ後、第2次大戦前夜における開戦の意志決定モノとしては、片山杜秀「未完のファシズム: 「持たざる国」日本の運命」(amazon)も読んでいるのですが、イマイチ、腑に落ちないことも多く、もう少しマトメてから感想を書こうと思っていたら、すっかり詳細な内容も忘れてしまった、という。。。

続きを読む "読書録:板谷敏彦「日露戦争、資金調達の戦い」"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2012年8月 | トップページ | 2012年12月 »