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2012年8月の3件の記事

2012/08/15

終戦記念日に

 昔から8月15日を終戦記念日ではなく、敗戦記念日と呼ぶべきだ、という意見には、まあ、一理あるかな、とか思わないでもない自分がいたんですが、今日、ネット上で、「敗戦記念日ダロガ-!」と叫んでいる一団を見るにつけ、まあ、終戦記念日でいーんじゃねーの、と考えを改めた次第。

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2012/08/12

読書録:森山優「日本はなぜ開戦に踏み切ったか」

 第2次大戦前史ものとしては、前に読んだ川田稔「昭和陸軍の軌跡」が、なかなか興味深くて、自分の中で整理してから、ここに感想を書こうと思っていたら、結局、放置してしまっている。

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2012/08/04

読書録:池井戸潤「「ロスジェネの逆襲」

 「下町ロケット」(感想)で直木賞を受賞した池井戸潤の受賞後第1作(実際には受賞の前後に「週刊ダイヤモンド」に連載されていたもの)。
 バブル期に大手銀行に入行したらバブルが弾けて業界の大危機なのに、組織の論理を振りかざす連中ばっかりで、どんどん地盤沈下していく中、主人公、半沢の奮闘を描く、都銀出身という著者の強みを活かした「オレバブ」シリーズの3作目ということです。ま、前2作は読んだことないんだけど。

 今作の場合は、出世街道からハズされた左遷先の子会社の証券会社で、IT企業同士の買収劇・・・というちょっと前のライブドア事件あたりに構想を得たのかなあ、という内容。
 あくまで銀行小説なので、IT企業そのものの経営戦略とかは、さらっと流す感じで、時代が違えば、IT会社以外のどんな企業でも当てはめられそうなところを、前向きに評価するのか、浅いとみるかは個人差が出そうです。
 善悪の対立を分かりやすくするために、小者をあくまでも小者として描いて、そこに人間性を感じさせなかったり、しかし、通俗小説としては、敵ながらあっぱれという強力な敵もあまり出てこない、といった辺りは「下町ロケット」と同様で、これはもう作者の作風なんでしょう。まあ、あっさりしてて読みやすい、という点では評価できると思いますが。

 組織の中で自分の顧客と自分の仕事をまっとうすること、という点ではサラリーマン小説として、よくできていると思いますし、多くの方に勇気を与えるのではないかと思いました。

ロスジェネの逆襲
池井戸 潤
ダイヤモンド社 ( 2012-06-29 )
ISBN: 9784478020500

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