« 読書録:鈴木信一「800字を書く力」 | トップページ | 読書録:岡田暁生「「クラシック音楽」はいつ終わったのか?」 »

2012/05/04

読書録:高橋政史「すべての仕事を紙1枚にまとめてしまう整理術」

 まあ、要するに、本当に大事なコトだけに集中して、あとはバッサリ切り捨てましょう、という本。

 そして、それを企画書やプレゼンテーションは勿論、日常のメモづくりや会議でも使っていきましょう、と。

 科学の基本的な考え方は、「モデル化」にあって、ある事象の中心をなす現象にだけ特化して、些末なノイズを取り除いた上で、シンプルに考えることだと思うのですが、日常の思考にそういう科学的態度を持ち込もう、という風にも読めました。
 もっとも、日本人が科学的思考にアレルギーを持っているのは、まさに、そうやってモデル化する際に削ぎ落とされる些末なディテイルを重視する文化、という側面もあるのだと思いますし、IT化の1つの側面は数値処理の能力が飛躍的に向上したことによって、従来のシンプルなモデルだけでなく、微少な現象を含めて論理的に把握できるようになった、という点は前向きに考えるべきと思いますけど。

 神は細部に宿る。

 うん、なんか、そういう意味では昨日の本とも似てますね。

 で、僕の基本的な立ち位置としては、概して日本人はこういうシンプル化する思考は不得手だから、これができると、相当、差別化できる素養になりそうな気はしますけれども、僕としては、ここで敢えて、些細なディテイルにこだわった上で分かりやすさを掴んでいく、そういう道を目指したい、と。

すべての仕事を紙1枚にまとめてしまう整理術
高橋 政史 / クロスメディア・パブリッシング(インプレス) ( 2011-04-13 )

|

« 読書録:鈴木信一「800字を書く力」 | トップページ | 読書録:岡田暁生「「クラシック音楽」はいつ終わったのか?」 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/30353/54630991

この記事へのトラックバック一覧です: 読書録:高橋政史「すべての仕事を紙1枚にまとめてしまう整理術」:

» http://u39sai.blog114.fc2.com/blog-entry-272.html [うさんくさいblog]
高橋政史 「すべての仕事を紙1枚にまとめてしまう整理術」 (クロスメディア・パブリッシング) 読んだ本の記事は7か月ぶり、になります。 うーん、その間、3冊くらいは読んだ気がしますが。 気が向...... [続きを読む]

受信: 2012/08/18 12:06

« 読書録:鈴木信一「800字を書く力」 | トップページ | 読書録:岡田暁生「「クラシック音楽」はいつ終わったのか?」 »